真夏の午後の、限りなく幻に近い思い出

Twitterをやめているので、世間のこの小山田くんの新曲の評価などがまったく聞こえてきません。検索すれば出でくるんでしょうけど、していません。まあ、いいか。あなたと私、音楽と私、二人ぼっち。

1つ思い出すと、それに関連した思い出がつらつらと頭に浮かんできます。

私が初めて、高円寺と中野に行ったのは、高3の8月でした。1997年で、宇宙日本世田谷が出た頃です。小山田くんはファンタズマの直前だったでしょうか。(ちなみに、フィッシュマンズのマジックラブと、彼のスターフルーツサーフライダーのシングルは、同じ日、7月2日に発売されました)

お供は、親友的存在だったクラスメイトのけいちゃんと、数学講師のやまちゃんでした。

と、お供は私の方で、二人のデートをカモフラージュするために、私が抜擢されたのでした。

考えれば考えるほど、私は絶対いない方がよかったはずなんですけど、なんでそうなったんでしょう。

やまちゃんは、その辺りに実家があり、自分もその辺りに住んでいました。数学の先生なのに、科学者かお医者みたいな白い白衣を着ていました。若く見えましたが、40歳手前だったはずです。

けいちゃんと彼は、ほぼ毎晩、長電話をしているようでした。

私と彼女は、「先生が好き」という同じキーワードをシェアしていたため、強い絆でつながっていました。

私は先生に電話したことなどありません。だって、奥さんがそこにはいるわけですから、考えたこともないです。彼は、夜の9時だか10時だかになると、電話を留守電モードにして、絶対出ないようにしてると聞いた時、私はひどく傷つきました。2人共、教師なので、家にも電話がたくさんかかってくるのでしょう。だから、落ち着く時間、二人の時間を、そういうやり方で持っていると聞いて、うらやましく、ねたましく、私は自分が私なことを呪いました。

と、待ち合わせの高円寺駅に、やまちゃんはチャリと共に現れました。デニーズだかジョナサンに行って、おしゃべりに花を咲かせて、そこの大きい道路から、私とけいちゃんは、バスに乗って、やまちゃんはチャリに乗って、中野に行きました。

アーケード入ってすぐの所に、当時、八百屋があった気がするんですけど、彼は、若い頃、そこでバイトしていたものの、何も言わずに辞めてしまったらしく、そこを通るの気まずいから、こっちから行こうと、中野サンプラザに沿って歩きました。

私は、その頃、教師という生き物は、聖人君子だと信じていたので、そういうの、先生でも、大人でもあるんだ、へえ、と思いました。

ブロードウエイに着いて、私はびっくり大興奮です。まだまんだらけは、エスカレーター上ってすぐの所の漫画売り場だけが、本店で、その上の階に、変や、という、レトロなおもちゃなどを売っている姉妹店があるくらいでした。

他の古本屋や古ポスター屋などは、全部、個人のお店でした。大槻ケンジの行きつけだった、精神世界の本屋もまだバリバリありました。

変やで、浅丘ルリ子芦川いづみ北原三枝石原裕次郎が、それぞれ表紙になったレターパッドを見つけ、迷ったすえ、ルリ子を買いました。ルリ子といずみは500円で、日活カップルは800円でした。

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あ、左は浅草のマルベル堂で買った復刻版の日活ファン向けのちょっとした雑誌です。丸山明宏と付き合っていた、赤木圭一郎もまだ生きていた頃ですね。若き日の小林旭、私は小沢くんにちょっと似てるなと思ってます。今は、影も形もないですけど…

これは1000円くらいで買いましたが、今は5000円以上で売っているのを見かけました。

500円なら、いづみも買っとけばよかったのにな…今はどっちかというと、いづみ派ですから。藤竜也の奥さんですね。結婚してから、ずっと公の場には姿を表してませんが、噂では、彼らの家は、私の通っていた高校のそばだったらしいので、もしかしたら、すれ違っていたのかもしれません…

ああそうです。小山田くんといえば、今はfrom中目黒から、桜新町になりましたよね。マイ高校は、正門からは用賀ですけど、裏門からは桜新町でした。なので、彼はあの辺りの景色の一部になって、この歌を作ったり、演奏してるのかなと思うと、ちょっとロマンがあります。途中に薬工場があって、他でかいだことのないような、不思議な甘い匂いが漂っていて、ちょっとその周辺には住める気しないですけど…

ん?その話はどうでもいいのですが、私が興奮して買い物している間、二人はおしゃべりを続けていて、ブロードウエイ内の、三畳くらいしかない丸太小屋みたいな喫茶店に入りました。確か、階段のすぐ右前だったのですが、今そこを探しても見つかりません。…あれは、幻の場所だったのだろうか。思い出もまるごと私の空想だったりして…

まだ珈琲を飲めず、アイスティーも嫌いだった私は、真夏なのにホットココアを頼みました。

それ以上の記憶はないです。

あれは…何??デート??お茶会?けいちゃんはあれでよかったのだろうか?私はなんでほいほいついていったのだろうか…わからない…

その後、けいちゃんは振られてしまいます。20歳も歳が離れているからと。

しかし、卒業した後、やまちゃんには、もっと仲の良い他の生徒がいたという話を、彼女は他の講師の先生から聞いて、知ってしまいました。候補は二人いました。彼女は、泣いて、彼に、お願いだから、その子が誰か教えてと懇願したようでしたが、彼の口は堅く、真相は謎のままです。

おっと、もう時効ですから!!今はもっとそういうの厳しく、18歳以下と付き合ったらお縄になっちゃう時代ですからね、ないと思いますけど、私の時代にはまだあったんです。70年代には、奥様は18歳など、先生と生徒が内緒で結婚して、同じ学校に通ってる設定のドラマに漫画に小説、山ほどありましたから。

まあ、20世紀っての?それのせいじゃない?

しかし、大人になってしみじみ思うのは、教師なんて、職業の1つに過ぎないし、男は大人だろうが男だってことです。

やまちゃん〜!!あんた、最低〜!!

でも〜ブロードウエイを教えてくれたのは感謝してる♥︎

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大大大好きな、丸山明宏主演の、黒薔薇の館のポスターも、そこで見つけました、15年くらい前に。

 

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