映画

あたいはうれしい〜!!

30過ぎてからさっぱりだったのに、興味の矢印がまた映画の方に向き始めている。相変わらず昔の邦画ですけど、観たい作品を全部はまだまだ観てないんです。だって、DVDになってないような古くて珍しい作品だからです。◯◯監督特集などを名画座などでやる時にしかかからないような映画たち。

よって、好きな中平康は、全然全部観られてません。

市川崑も、今、金田一耕助を観ているように、私は大映時代しか観てませんでした。なぜなら、当時は、自分の産まれた年より新しい作品は観ないという謎のルールがあり、すなわち、1979年以降のものはまったく観ていない。そして、やっぱり、映画は50年代、60年代だよね、という硬派の若者でした。

トーキーになってからの小津は、ええと、東宝?だったか、高峰秀子主演の作品以外は、全部観てますが、見事に、どれもそっくりで、『青空』だけが、子供たちが、いっぱい出て来て、杉村春子が見事なおばさん役で、コメディタッチで色合いが違いましたけど、他は、どれがどれだか、わけわかめすぎるほどの、同じ設定、同じ役者で、好きですけど、ちょっとそこまでファイヤーじゃないです。あの、笠智衆の棒読みよ…

と、成瀬巳喜男の方が、生々しくねっとりじっとりしていて、メロドラマでおもしろいんですけど、私は、もしかして、高峰秀子が、ずーっと好きだと思ってたのですが、実はあんまり好きなんじゃないのかもしれない、と、最近気付いて、やはり微妙です。子役からあたいやってんのよ、というプライドがやっぱり強いんでしょう。

二十四の瞳は観てないのう。ああいうの好きじゃないからです。ということは、木下恵介も苦手でしょうねえ。

川島雄三は、粋でかっこいいですかねえ。まあまあ好きだった気がしますけど、語れるほどたくさんは観ていません。

日活の、ダイアモンドラインを主役に据えた映画、吉永小百合和泉雅子、内藤洋子が出て来る、アイドル映画。中身はすかすかだけれども、かわいい映画たちは大好きです。でも、あれは…アイドルありきで、内容がどうとかいうものじゃないので、壁紙がかわいいとかしか見所は特にないです。

人に、何の日本映画が一番好きなのかと聞かれたら、ええと…

今観てるこのシリーズかのう。犬神家の一族は、とてもとてもよくできていますね。皆さんとっくに知ってると思うんですけど、観た事なかったんで、スケキヨにびっくり。

きれいだけど、演技が下手な俳優さんが一人もいないのがすごいなと思います。浅丘さんは、まあ、主役が旦那さんなので、出られなかったと思うのですが、彼女は、演技が超下手なのを、途中でケバくなって、寅さんのリリーになって、致命的欠点をごまかすという、すごい術に出ました。

寅さんといえば、山田洋次は、作品にいちいち道徳的メッセージ的なものを入れて来るので、ちょっとうざったいです。

その点、中平康市川崑が、そういうのがまったくないので、素晴らしいと思います。

今世紀のは?うーん、私はビリーワイルダーは大好きなのに、ビリーワイルダーを大好きな三谷幸喜の作品が嫌いです。なんででしょう。わからない。。